第26話『その 白いやさしい街から・・・』

とうとう、最終回ですか・・・・・・今年の春にはまって以降、この作品のためだけにビデオデッキを買い、録画予約の成功失敗に一喜一憂したのも、今では懐かしく思えます・・・たかだか半年程度なのに(笑)


アバンタイトルからOP。曲がユーフォリアユーフォリアでも、弾き語りver.なのに不意を付かれました(笑)
雪景色にばっちりマッチしてましたねぇ。
しかし、基本的にコチラの世界と季節を合わせての放送だったのに、いきなり真冬に飛んでしまってちょっと残念。


メインキャラが全員集合し、アイちゃんとの邂逅も果たしたせいか、一般的な最終回色は前話のほうが強いですね。
今回は、アニメARIAの総まとめ、という感じ。
そこで雪玉の話を持ってきたのは、ベストチョイスだと思います。
アレンジも無理なく盛り込まれ、非常にARIAらしい作りになってますねぇ。




ああ、相変わらずの後輩三人組。
灯里がボケて、藍華が突っ込んで、アリスが補足する。何てベストトリオなのでしょう(笑)
今回、灯里が自分の世界に入り込んでいて、藍華のツッコミが空回り気味。
そのせいか、若干むくれている藍華が可愛らしいです(笑)


スノーホワイトアリシア・フローレンス。
エレガントな大人のアリシアさんですが、何気にたまに奇行に走っていたり(笑)
今回の雪玉がその最たる例で、傍で見ているとシュールに思えます。
そりゃ灯里でなくても  ̄□ ̄)ですよ(笑)


雪玉巨大化計画。
原作では1個作ったら放置して、新たに作り始めていましたが、アニメでは転がし続行。
こうすることで、色んな人が転がしに参加して、徐々に大きくなっていく雪玉。なるほど、上手い構成アレンジですねぇ。


ああ、哀れアリア社長
最後まで期待を裏切らない幇間ぶりに拍手!(笑)
慌てて追いかけるデフォルメ灯里&アリシアさんが何だか素敵、一話丸ごとデフォルメで通すような話があったら面白かったかも。


でっかい雪だるま建造計画。
あらゆるものに計画ってつけると、何だか大層なモノに思えるから不思議です(えー
こういう雰囲気、いいですねぇ。子供のころ、団地の子ども会ってのに入ってましたけど、お正月に餅つきやったり、祭りの日にダンジリ引いたり、そういう近所同士でワイワイするのが楽しかったです。
水上バスの観光客に手を振るシーン、ああいう場にいたらもの凄く楽しいでしょうねぇ(笑)


思い描く未来の大人。
アリシアさんらしい、かつ、とてもARIAらしい『こんな大人になりたかった』
ここで『ウンディーネ 弾き語りver.』というのも不意を付かれました(笑)
サビの『笑顔が すぐ零れる』あたりでアリシアさんの笑顔が被る辺り、ぜったい狙ってやってますね。
最終回は作画、動画のみならず、音響演出でも豪華に魅せてくれました(笑)


私と出会ってくれて、ありがとう。
まず最初に『ありがとうございます』が出てくる辺り、灯里らしいところですね。
想いがはっきりとした意味になる前の、嘘偽りのない純粋な言葉がポンッと出せる。
似たもの同士の灯里とアリシアさんですが、これは灯里にしかない魅力のひとつだと思います。


そして弾き語りのRainbowをバックに、メインキャラたちの日常をツラツラと。
アリシアさん云々といいながら、最後はモミ子で締める暁。これも一種のツンデレでしょうか(笑)
そしてアリスへ、アテナさんからピクニックのお誘い。
これは絶対、片手袋への昇級試験に違いない・・・まさかここで出てくるとは(笑)
最終回は不意を付かれっ放しですわ〜。


灯里のなりたかった大人。
灯里らしい、ファンタジーなものですが(笑)
でも、今でも色んな人に幸せを振りまいているのですから、既にその理想に到達しているといっても過言ではありませんね。
本人に自覚なしですが(笑)
アリシアさんもそのことが判っているから、すぐなれる、といったのでしょう。


最後に。
アニメARIA関わったすべての人たちへ。
あったかくてどこか懐かしいやさしさを、ありがとうございました。