第3話『実践』

今回のお話は、ツヴァイの最終試験。
序盤のヤマともいえる部分ですね・・・個人的には満足のいく出来でした。
・・・・・・・・・たった一つの点を除いては(笑)



日本人のパスポート
その写真に写っているのは、だれあろう皆のアイドル、ツヴァイ!(マテ
というわけで、ツヴァイの本名はレイジ・アヅマ=吾妻 玲二ということが判明しました。
いや、原作経験者にとっては、何を今更でしょうけれど(笑)アニメからみる人もいるわけで。
だいたいの表記としては、ツヴァイで統一しておきます。しばらくは玲二という名前は出てきませんしね。


クロウディアの弟、ロメオ
クロウディアがツヴァイのことを気にかけるのは、弟の面影をみたという理由も、あるかもしれませんね。
映像をみる限り、ヤクの売人、抗争の手駒、あたりに手を染めていた模様。
同じ面影のツヴァイが、同じような道を辿るのをみるクロウディアの心境は、なかなか複雑そうです・・・・・・。


訓練メニュー、ナイフコンバット
ここらへんは原作どおり、ツヴァイもイイ動きをするようになってますが、アインには敵わず。
第一話での手加減は、ナイフを防御に使わなかったことと、相手から奪うことをしなかったことでしょうかね
(手首を掴んだのなら、そのまま捻ることも可能だった・・・はずw)
予期せぬトラブルでできた一瞬の隙も、アインの髪の毛の匂いに気を取られ・・・ここらへん、映像ではなかなか難しいですね(笑)
しかし、そんなことに気を取られるあたり、前回のクロウディアとの邂逅でとりもどした、人間らしさがまだ残っている証なのでしょう。


おでかけアイン
前話で無いのかしらん、といっていた英会話レッスンがここで登場。
一話ですべてを語らず、後の話で補完していく構成はベネ(良し)
ここでのアインの着替えには、テレ東修正が入っているそうですが・・・・・・ショーツはダメで、横乳はアリというのはどうなのでしょう(笑)
どちらかといえば、後者のほうがエロスだと思うのですが。
ここでも、アインの着替えについ目をそらしてしまうツヴァイ。本当にこのころは純情です(笑)


アインのお仕事
コロシだけが仕事、というわけではなく。
今回はツヴァイの育成報告をふくめての、サイス・マスターからの呼び出しでした。
サイスの弄っているのは、ファントムにおけるメイン銃器の一つ、オートマグ。
お気に入りの銃の手入れが終わったあとには、自分が創りだした至高の凶器のお手入れを・・・・・・。
謎の液体をアインの身体を塗りたくり・・・・・・ってただの香油なんですけど(笑)
手を這わせたあと、妖しい光沢ができるのが何ともエロチックです。


最終試験
アインの凶器としての完璧さは、次の代に継承させることによって完成する。
というわけで、ツヴァイに最後の試験が課せられました。
標的となるのは現役SEALSのウォレス大尉。
彼がインフェルノに武器を横流ししていたわけですが・・・休暇中にFBI捜査官の殺人に巻き込まれ、高飛びすることに。
これ、リズィさんがこっそり仕事していたようですが(笑)ある意味、巻き添えくったFBIの人が哀れです。


今までで一番使い慣れた銃
手前ならベレッタを。使い慣れてなくてもベレッタを。それで死んでもベレッタを(爆)
ここでツヴァイが選んだのはコルト・ガバメント・・・・・・で合ってますよね?(笑)
番組終了のアイキャッチで出てくる銃も、ガバでした・・・OP冒頭で、血が絡み付いている銃もガバメントかな?
本編でのツヴァイの愛銃がガバメントになるのか、それとも時と場合によって使い分けるのかは、次回以降のお楽しみ〜。



試験開始
始まる前に、もう一度ツヴァイに選ばせるアイン。全てを受け入れるか、さもなくば死か。
あえてアインにツヴァイの銃を突きつけ、決心したツヴァイに銃を持たせる流れがなかなか良いです。
シルエットなのも良い感じ(笑)


追うものと追われるもの
ここからはほとんど、TVオリジナル。
アインの教えを思い出しながら、ウォレスを追うツヴァイ。
最初に発見したとき、一発目が外れたのは偶然か故意か。やはり、迷いを振り切っていない状態では、どれだけ訓練していても、照準がぶれてしまうのでしょうね。
それでも、ウォレスの語りに気を取られず、隠し持っていた銃を目ざとく見つけたのは、アインの特訓の賜物ということでしょう。


勝率は五分五分
アインの見立てでは、当人同士の潜在能力がモノをいう、と。
ちなみに原作では、ウォレス大尉を一般的なSEALS隊員と仮定した場合、戦闘予測時間は『およそ15分』
もちろん、ツヴァイのほうが生き残るという意味でしょうね。
で、マグワイヤさんは原作どおり、車で待機。
その後の会話から察するに、車内TVで戦闘をモニターしてたりしたのでしょうか。


ツヴァイ負傷
よもや、殺気ギラギラっぽいウォレスの弾を、かすりとはいえ受けるとは・・・。
足元のネズミすら回避した、あの反応速度はどこへ!?(笑)
ツヴァイの銃をうばい、無力化したあとはウォレスのワンサイドマッチ。
これから外の連中も相手にしなければいけないのに、ツヴァイをいたぶっていたのは、よほど自信があったのか。
それともほとんど諦めていて、最後の最後で嗜虐心を満足させたかったのか。
いずれにせよ、一思いに殺さなかったのが、彼の運命を決定付けました。


この一戦、南場はありません。
ウォレスに踏みつけられ、銃を突きつけられたツヴァイ。
痛みに閉じていた眼を開いたとき・・・彼は一匹の獣になった。
隠し持っていたナイフで腕を刺し、ひるんだスキにさらに隠し持っていた小型のリボルバーで狙いをつけて・・・・・・


『いったでしょう、長い夢になるって・・・』
初めて人を殺し、夢から覚めないことを嘆くツヴァイに、アインは語る。
すべてをツヴァイの頭で考え、ツヴァイの目で見て、ツヴァイの耳で聞いて・・・そうすれば何も感じなくなる、ただの『ツヴァイ』になればいい・・・。
それでも、自分がツヴァイであることを受け入れられない彼は、アインに全てを終わらせてくれることを願う。
アインはそんな彼にコルトパイソンを向け、撃鉄を起こし・・・・・・ターン
ふたたび起き上がった彼の眼は、純情そうな光は消えうせ・・・彼は『ツヴァイ』になったのだ。


といったところでEND。
流れとしては原作に忠実にしつつ、ウォレスとの対決をアレンジして、メリハリの効いたものになっていたと思いますが・・・・・・。
唯一、納得できないというか、不満なのが最後のアイン。
原作でも撃つことは撃つんですが・・・・・・ツヴァイにじかに銃口を押し付け、弾の入っていない銃で、カシン、なのです。
意味合いとしては同じ、それまでの自分を殺してツヴァイになる、ということなんですが・・・・・・この、あえて弾をいれずにカシン、といくところに趣を感じる手前としては、このアレンジは受け入れがたいですわぁ・・・。
他のところをアレンジするのはいいんですが、ここだけは原作準拠でやってほしかった・・・・・・。
今回、唯一の不満点でした。


あ、ちなみにEDにはもう慣れました(笑)




さて次回、本格的にインフェルノの一員となったツヴァイは、組織の命ずるまま淡々と殺しを重ねていく・・・それを傍らで見つめるアインの心中やいかに・・・。
というわけで、第4話『暗殺』をお楽しみに〜。


って、書いている時点で、関西方面でのファントム放送が始まりました(笑)





第3話NGシーン『ナイフコンバットの訓練にて』
ビリィッ!
(いまだ!)
ガシッ、フニッ
(い、いまの感触は・・・!)
「アイン、きみ胸にパッ」
ドゴッ!!
「・・・・・・ナイフを持たせたまま絞めにもっていって、ドウスルノ?」
「ハイ、スミマセンデシタ・・・」