イース・オリジン雑感(ネタバレあり)

プレイしていて思ったことなのですが、何だか既存のイースに比べてドラマティックな印象を受けるなぁ、と。
すぐに原因が判りました。今回、プレイヤーキャラが喋り捲っているからなんですね(笑)
アドル君はいつも無口だから・・・プレイヤーキャラが喋る分、他のキャラとの会話に不自然さがなくなっていると思います。
これからはアドルにも台詞を・・・とは思いますが、アドルのキャライメージが十人十色なので、難しいかも。


あと、イベントでチップキャラが、いつも以上にちょこまか動く。
まるで空の軌跡のイベントを見ているようでした(笑)
魔ユーゴvsエポナでは、『銀の意志』がかからないかと期待してしまいました。


○ユーゴ=ファクト
というわけで、まずはユーゴ君から。
前にも書きましたが、ユーゴはキャラ画の第一印象と、ファクトという苗字から、クールで腹黒いヤツかと思っていましたが・・・・・・普通に思春期の少年でしたね。
兄への劣等感を乗り越え、自身の成すべきことを自覚する・・・・・・ある意味、オリジンの中で一番成長したのは、ユーゴだと思います。


トールに憤りをぶつけたりする辺り、若いなぁ・・・と思ってしまいます(笑)
実際のところ、ユーゴの指摘は尤もな部分も多く、多くを語らないトールも悪いといえば悪いのですが。
思いは言葉にしなければ伝わらないものです。
中盤、トールへのコンプレックスから、ダークサイドに堕ちやしないかと冷や冷やモノでしたが・・・・・・戻ってこれて何よりです。払った犠牲は大きかったですが・・・。
しかし、彼の魔力の高さが、後のダルク=ファクトの悲劇を生んでしまうのですね・・・・・・。


風の魔法でぷかぷか浮いたり、爆雷魔法でトラップしかけたり、今までにないスキルだったので、操作していて楽しかったです。
ラドの塔では、無駄に風魔法で浮遊しながら階段を降りていました(笑)



○ユニカ=トバ
ちっちゃい女の子が、大きい武器を振り回す。
昨今のアレな要素を、遺憾なく取り入れている辺り、ティータに通じるものがありますね(爆)
魔法が使えないコンプレックスは、塔に来る前にほとんど克服しているみたいですね。
父や祖父の教育の賜物でしょうか。
無自覚だった自分の強さを信じる、というのがユニカの成長譚の肝だと思います。


一番面白かったのが、レアやフィーナとのやり取りですね。
フィーナはともかく、レアが普通の女性として振る舞うシーンというのは、なかなかなかったと思いますので。
トールとの絡みも含めて、イースファンはこのためにイース・オリジンをプレイしてもいいんじゃないでしょうか(笑)
『 大 好 き で す !!』には笑いました。


あと、騎士叙勲シーンとかサウルとの再会とか、名イベントが尽きないキャラですね。
ユニカからみたユーゴってのも、何だか新鮮でした。
アクション面は今までのアドルとさほど変わらないものの、炎スキルが豪快でスカッとします(笑)
炎スキル選択時は、武装が紅蓮の大剣になるのもポイント高し、です。



○トール=ファクト
よもやレアとのロマンスがあるとは、夢にも思いませんでしたが・・・。
しかし、オリジンの中では『愛している』の一言を頑なに言わないんですよね。
すべては行動で示す、って感じで。シナリオライターさんの拘りでしょうか(笑)
前二人が少年少女の成長譚だったのに対し、トールはオリジンを締めくくるフィナーレ的な展開ですね。
イースI・Ⅱにきっちり繋がるのはトール編だけですし。誰も死なないEDってのもこれだけですね。
しかし、イースの書を改めて読み返すと・・・・・・これは今後、新たに書き直される可能性は大ですね(笑)


背中を仲間たちに任せ、イース・オリジンのテーマをバックにラストステージに突き進む。
一番燃える展開です(笑)
最後の最後でシルバーソードが登場し、岩崎はん曰く『ZWEI!!』のソロプレイな感じの最終戦
ジャンプがあるだけ、まだマシな気はしますが(笑)
しかしまぁ、多分そうなんだろうなぁ、と思っていたら案の定、カイン=ファクトが元凶ですか・・・・・・。
トールの裏切りを知っていた辺りで、かなり決定的だと思うのですが、気づこうよトールさん。
本人が最後の最後でしか登場しないのが、ちょっと残念。
エオリア辺りを通じで、たまに通信してくるくらいの出番が欲しかったです。


スライディングを狙って出すのがちょっと難しかったですね。
風スキルをスライディング状態にしても、良かったんじゃないかなぁ、と。
まぁ、必須テクではなかったのでけどね(それはそれで寂しいかも?)
雷スキルが3キャラ中一番使い勝手が良くて、楽しいです。
バルドシリーズのEフィールドな感じで、敵を一気に巻き込むのが爽快爽快(笑)
スライムを巻き込んでのSP稼ぎ、参考にさせてもらいましたよ〜<岩崎はん


そんなわけで、今の手前が望むものはタダひとつ。
イースⅣリメイクまだ〜?(笑)<ファルコムさん