FLAG1 第1話『フラッグ』第2話『ポートレイト』

リアルタイムでガサラキを観ていた手前にとって、ある意味待望のアニメがDVD化されていました。
知ったのはつい最近なのですが(笑)
高橋良輔総監督の、『FLAG』がそれです。


以前、ナニカのインタビューで、ガサラキで気づいたカメラ越し視点での演出の面白さ、それを使って作品を作ってみたかったと、高橋氏が仰っていました。
たぶん、それを具現化したのがこのアニメなのでしょう。
これでもかってくらい、全編カメラ視点満載です(笑)



1〜2話では、レギュラーキャラの紹介という感じでしょうか。
赤城圭一のモノローグをバックに、白州冴子の軌跡を辿る、という流れが面白いです。
すでに事態は終息し、赤城はその記録を見ているだけみたいですが・・・・・・過去形の語り口から、白州自身は死亡しているような感触を受けてしまいますね。
実際は、生死不明、って感じで終わりそうですが。



今作における、ロボット兵器『HAWVC』
ガサラキにおけるTAみたいなものですね。
ていうか、バンダイビジュアルから出せなかったから、TAの代わりとして発案されたのでしょうけど(笑)
ただ、赤城圭一というフォト・ジャーナリストの存在は、ガサラキのサイドストーリーで仄めかされているので、世界観は繋がっている模様。


CGによって描かれていますが、1話ではやや背景から浮いてしまっているような・・・記録映像だからでしょうかね。
2話以降は、ちょっと馴染んできた感じがします。
脚部の変形がなかなか面白いです。バンダイさん、プラモまだ〜?(笑)WAVEでもコトブキヤでも可。
しかし、主武装が機関砲一門だけ・・・撃ち尽くしたら丸裸なわけですが、そこらへんどうするんでしょう(汗笑)
まぁ、マニュピレイターがありますから、何かしら武器は持てるのでしょうけど。


2話にて、初めて実戦を経験するわけですが・・・メインカメラからのノイズ混じりの暗視映像、轟音と共に延びる火線、巻き起こる砂煙、右往左往する歩兵、パイロットの息遣い・・・・・・ああ、とってもガサラキな感じ(笑)


地味といえば、かなり地味なアニメです。
ハルヒのような神がかった動画があるわけでもなく、ARIAのようなほんわか癒しがあるわけでもなく。
ただただ淡々と、架空の紛争における、一人の人間の軌跡を追ったドキュメント・アニメ。
しかしだからこそ、心に響く何かが伝わってくるように思えます。


この作品、元はブロードバンド配信で、すでに6話までが配信済みらしいですね。
『FLAG2』は来週発売予定、11月に発売予定の『FLAG3』で、第1期はとりあえず終了とのこと。
かなり楽しみですわ〜(笑)