幽霊と妖怪の違い

岩崎はんのコメントに対するレスですが、非常に長くなりそうなのでこっちで〜。
ちなみに、手前の知る限りでの定義であることを予め断っておきます。



まず幽霊のほうですが、一般的に人間に魂があるとして、それが死後何らかの形で残ったものです。
あるいは、生きている間でも、強い想念がその対象に障りを起こすもの。
前者は死霊、後者は生霊と呼ぶのが一般的ですね。


また、実際に霊が関係しなくても、何らかの怪異に人間の背景が付与された場合、幽霊というものが出来ることがあります。
例えば、袖引き小僧という妖怪がいます。
夜道を歩いていると、不意に袖を引っ張られたりすることから生まれた妖怪です。
もしこれが、
『どこそこの角でのたれ死んだ○○という子どもが、死後も誰かに助けを求めて袖を引く』
という話として認知された場合、袖引き小僧ではなく○○の地縛霊、となるわけです。


こういう風に考えますと、霊の在るなしに関わらず、怪異の説明に人間が使われれば幽霊、その他は妖怪となる、といえますねぇ。



あと妖怪ですが・・・時代ごとによって定義がマチマチなようで、ちょっと説明しづらいです(汗笑)
最初は怪しい物事を妖怪と呼び、図画されたものは化け物と呼んでいたそうですが・・・
ご存知の通り、今では魔物、オバケ、化け物、幽霊、モンスターなどなど、色んなものの総称として使われています。
そういう風に定義が変化していったからこそ、妖怪は現代でも生き残れたそうですけどね。
まぁとにかく、人間的な怪異は幽霊、というのは間違いないようで。
あー・・・・・・でも東方に出てくるのは幽霊っていうよりは妖怪か・・・(笑)
魂魄のうち魂のみが乖離した状態が幽霊、ってとこでしょうかねぇ。


纏まったかどうかはともかくとして、ここらでシメ〜。