第十五回『アクシスピラー攻略編』

アクシスピラーへと到達したエステルたちは、万全の準備を整えて進む。


最初に待ち構えていたのは、『怪盗紳士』ブルブラン。
エステルたちの持つ美しい輝き、『希望』を奪おうとするブルブランに、エステルたちはその強さを証明する。
ブルブランの仮面が割れ、エステルたちの輝き見たブルブランは、今回の計画からは手を引くことを約束し、いずこかに去っていった。
エステルたちは端末を操作し、上層へと登っていく。


次に待ち構えていたのは、『痩せ狼』ヴァルター。
エステルたちの協力もあり、ジンは何とかヴァルターを打ち負かした。
そして、師の死に自分がどのように関わっていたのかを問いただす。
ジンたちの師リュウガは、素質でも実力でも本当に上回っているジンに泰斗流を継がせることをヴァルターに話していた。
流派を継ぐことなく、師の娘キリカと一緒になることが我慢ならなかったヴァルターは、ジンとの死合を求めたが、代わりにリュウガがそれを受けた。
すべてはリュウガの思惑通りだというヴァルターに、ジンはその時リュウガが末期ガンに侵されていたことを告げる。
ヴァルターとの死合ったのも、武術の光と闇をジンたちに示すため。ただヴァルターを蔑ろにしていたわけではなかったのだ。
泰斗流を背負うジンと、それを打ち壊そうとするヴァルター。
二人の一騎打ちは、背負うものの強さをみせたジンに軍配が上がり、ヴァルターは気を失った。


第四層で待っていたのは、『幻惑の鈴』ルシオラ。
霧で作った式神とともにシェラザードたちに襲い掛かるが、リベールで培った仲間との強さをシェラは示す。
ルシオラは、座長は一座の経営のため莫大な借金を背負っていたことを語る。
一座の者を家族同然に思っていた座長は、一座の女性に客を取らせるなど、そういったやり方ができなかったのだ。
そして、立ち行かなくなった一座を、裕福な者に譲り渡すことに決めたのだ。
しかし、ルシオラにとって、それは裏切りも同然だった。
同時に、自分の座長への想いを伝えるが、それも拒絶された。
その時、ルシオラの中の闇が、座長を殺すことへと導いたのだ。
ルシオラは結社に入り、自身の闇を見極めようとする間、ずっと気がかりだったのがシェラだったという。
それも、一人で立派に成長したシェラ自身を見たことに安心し、ルシオラは塔の外壁から身を投じた。
ルシオラはきっと生きている、そう信じてシェラザードは気持ちを切り替え、前へと進む。


第五層では、『殲滅天使』レンが待っていた。
圧倒的な力を見せても思い通りにならないエステルたちに業を煮やし、パテル=マテルを伴って皆殺しにしようとするレン。
激闘の末、不安定な部分を残していたパテル=マテルは、間接系に負荷がかかりすぎ、機能停止に陥った。
自暴自棄になったレンに、エステルは平手を打つ。かつて大人たちに味あわされた痛みを思い出すレンだったが、エステルの抱擁に心の安らぎを憶える。
痛みと安心を同時に与えられたレンは混乱し、頭を整理するためにエステルから離れる。
ブースターのみの制御に切り替えたパテル=マテルの手に乗りながら、レーヴェに殺されたら許さないと、捨て台詞を残し、レンは去っていった。


残る執行者は一人、『剣帝』レオンハルト




ブルブラン戦にはオリビエとクローゼを、ヴァルター戦とルシオラ戦にはジンとシェラ。
そしてレン戦にアガットとティータを連れて行くために、何度アルセイユとアクシスピラーを往復したことか(笑)


ぶっちゃけていってしまうと、ジンとシェラ関係のイベントは、取ってつけたような印象があるので、今ひとつな感じ。
真相もインパクトに欠ける感じがします。ヴァルターにはもっとストイックを極めてほしかったですね。
レンの場合は、話を広げるとハラワタが煮えかえるくらい嫌な方向に進みそうなので、これくらいが丁度いいのですが(汗笑)
まぁ、ここらの絡みは次作以降に引き継がれることを祈ります。


あ、ブルブランは最初からオマケなので、あれでオケーです(爆)


さて、レーヴェ&最終戦のメンバーはエステル、ヨシュアティータ、アガットでいこうと思っているのですが・・・。
ハーメルの悲劇を起こしたのが鉄血宰相で、昔から結社と繋がっていたとしたら、ハーメルは結社の手引きで滅びた可能性もあります。
そこらへんどうなっているのか、レーヴェはどう思っているのか、オリビエがメンバーに居たら、聞けるかもしれないのですが・・・・・・う〜ん。