第七回『狂ったお茶会編』

ランセルのギルドに到着したエステルたちは、王国軍の依頼を説明してくれる人を待つことに。
そのとき、エルベ離宮のほうから迷子の親探しの依頼が発生し、暇つぶしがてらエステルたちが受ける。
事情を聴くために離宮へ赴くエステルたち。
件の迷子とは、以前エア=レッテンでエステルとアガットが出会った、レンという名の少女だった。


どうやら、親に置き去りにされたらしいレン。
不憫に思ったエステルは、親探しのため彼女を連れてギルドへと戻る。
ギルドには、王国軍からシード中佐が依頼説明のために来ていた。
数日前、条約締結に関係する各所に、条約締結を辞退する胸の脅迫状が届いた。
軍司令部、各大使館のみならず、ホテルや大聖堂にも来ていたので、ただの悪戯とは思えない。
そこで、軍が立ち入るには目立ちすぎる場所での聞き込みを、遊撃士に依頼したのだ。
『身喰らう蛇』関与の可能性もあるため、依頼を受けるエステルたち。
併せて、レンの両親の行方に関する情報収集も行うことにした。


早速、メンバーを割り振り、個々に情報収集を行う。
共和国、帝国の大使、アリシア女王とヒルダ婦人に話を聞いてみたが、『条約締結を阻止しようとする勢力には心当たりがない』というのが一様の見解であった。
両国は新型エンジン寄贈というメリットがあり、王国内の反対勢力も、クーデター以降は勢いが衰えているのだ。
最後に聞いたナイアルは、愉快犯の犯行ではないか、と見ているが、確証があるわけではないようだ。


ギルドに戻り、アガットの調査も含めて検討するが、決定打となるものは見出せなかった。
また、レンの両親の行方も、成果はほぼゼロであった。
とりあえず報告をまとめ、明日シード中佐に届けるということで、その日は解散となる。
夕食を共にし、それぞれの寝床へ帰っていくエステルたち。
エステルはレンと共にホテルに泊まる。偶然にも、そこはヨシュアと滞在した部屋と同じだった。
一抹の寂しさを感じつつも、レンとお喋りし、眠りにつくのだった。


一夜明け、シード中佐への報告を済ませ、これからの仕事の段取りを話し合うエステルたち。
しかし、少し目を放した隙に、レンは一人で外へ出て行ってしまう。
ランセル中を駆け回り、やっとこさレンを見つけたときは、夕暮れに近い時間帯であった。
ひとまずギルドへと、戻るエステルたちだったが、レンはエステルに空港で、ヨシュアらしき人から手紙を預かったことを告げる。
手紙には『アーネンベルクに夕暮れ時、一人で来てほしい』との胸が綴られていた。


急ぎ、アーネンベルクに向かうエステル。
しかし、そこで待っていたのは、あのケビン・グラハム神父であった。
グラハム神父もまた、結社の情報提供者に呼び出され、ここまでやってきたという。
そこに来襲する二体の人形兵器。
何とか撃退するが、そこへエルベ周遊道に特務隊の残党が現れたとの情報を得る。


現状確認のために、グランセルのギルドへ戻るエステルとグラハム神父。
その途中で、デュナン公爵を探す執事フィリップと出会う。
ギルドに到着するも、そこに居た者全員は、何者かに薬を盛られ、熟睡していた。
そして、エステルとグラハムに届いた手紙と同じものが、無造作に置かれていた。
『公爵と娘は預かった。返してほしくばお茶会に参加せよ』


特務隊を追ってきたシェラザードを加え、エステルたちは公爵とレンを奪還に向かう。
ジークに導かれ、西街区の倉庫街へまでやってくる。
そこには、アルセイユの新型エンジンサンプルを搭載し、命を吹き込まれた情報部の切り札『オルグイユ』と、リシャール解放に燃えるカノーネが待ち受けていた。


圧倒的な質量さに、なす術もないエステルたち。
そこへ、シード中佐の要請を受けて、アルセイユ用の主砲を率いたユリア大尉以下王室親衛隊が駆けつける。
しかし、新型ゴスペルの導力停止現象に主砲を無力化される。
さらに、搭載した導力器だけ停止現象が起きない機能を備えたオルグイユは、そのまま王城へと侵攻しようとする。
それを止めたのは、グラハム神父が持ち出したアーティファクトであった。
起動したアーティファクト内に蓄えられた導力を、停止させられる前にゴスペルに叩きつけることにより、オーバーロードを引き起こしたのだ。
ゴスペルが無力化し、オルグイユの性能も低下した好機に乗じ、ユリア大尉と共に一気に制圧するエステルたち。
しかし、囚われていたのは公爵だけで、レンの姿はどこにもない。
カノーネに詰め寄るエステルに、頭上から哄笑が投げかけられた。


倉庫の屋根の上に、レンはいた。
レンこそが、今回の騒動の仕掛け人、『身喰らう蛇』執行者No.ⅩⅤ『殲滅天使』レンだったのだ。
脅迫状も、特務隊を唆したのも、エステルとグラハムを誘き出したのも、ギルドの皆を眠らせたのも、全ては新型ゴスペルの実験を『面白おかしく』するため。
図らずも、ナイアルの推理は当たっていたことになる。
また、エステルが見たレンの両親というのも、精巧に作られた機械人形であった。
レンは巨大人形機械『パテル=マテル』を呼び出し、ゴスペルを回収して去っていく。
エステルはただ、彼女の名前を叫ぶことしか出来なかった。


一夜明け、レンの正体にショックを隠せない一同。
また、毒を盛られていた可能性を考え、自分達の甘さを痛感する。
しかし、エステルはすぐに立ち直る。
父カシウスがヨシュアを結社から引き離したように、自分もレンを取り戻すことを誓う。
何はともあれ、王国軍の依頼は完了。
次は、王国軍と特務隊残党の小競り合いの隙を突き、飛行艇を奪還した空賊を追うため、ボースに向かうことになった。


一方、結社のアジトに帰還したレン。
それを出迎えたワイスマンは、エステルのことが気に入ったレンにある提案を出す。
エステルを身喰らう蛇に迎え入れる』と。




一昨日、昨日とで、一気に第三章をプレイしました。
いやー、まさかレンの正体が執行者だったとは・・・・・・思いっきり盲点でしたわ(汗笑)
各所で聞いた『両親は上の空』というのは、レンが周りに気を取られていたからだったんですね。
上手いミスリードですわ、うん。
っていうか、何あの巨大ロボ(笑)めちゃめちゃカッコイイんですけど!!
ゼヒ、可動モデルを出してください<Falcomさん
向こうがアレなら・・・トロイメライを修理・改造してティータの命令で動くようにして対抗すると見た。間違いない(えー


今回、場所が場所なだけに、クローゼ関連のイベントも多かったですね。
SC中に答えを見出せるかどうかは判りませんが・・・個人的には女王になる道を選ぶと考えていますが、このゲーム、どっちに転ぶのやら読めませんから(笑)


公爵は相変わらずながら、エステルの影響を受けてかちょっとずつ変わっていっているような。うん、やっぱエステルすげぇ(笑)


そして、ユリア大尉参戦!う〜む、女性ながら渋みのある声です。イメージ通り。
ここだけのスポット参戦なのでしょうかね〜。だとしたらちょっと残念。クローゼと肩を並べて戦うところを見たかったです。


帝国の『鉄血宰相』が不戦条約に、エンジン贈呈の話が出る前から乗り気だったのが気になりますね。
オリビエも気にしているみたいですし・・・ハテサテ。


次なる目的地は、ロレントと思いきやいきなりボースですか。ヨシュアたちと少しでも顔を会わせることができるのでしょうか。
ていうか、未だに第三章終了のアイキャッチが出ていないのですが・・・。
もしかして、ボースに行く途中で『身喰らう蛇』がエステルに接触→拉致→第四章の流れでしょうかね。
デモムービーで、エステルが一人でワイスマンと対峙しているシーンがありましたから、その可能性は否定できない・・・(笑)
そんなわけで、続きをプレイ開始〜。